ご連絡はこちら
家族

発達障害ADHDのぼくが「結婚」「こども」「家族」をもった理由

発達障害ADHDのぼくにも、嫁とこどもがいる。

発達障害ADHDの診断を受けたのは、家族ができた後のことだった。ただ、それよりもずっと前から「なにかがおかしい」と感じていた。

だから、ぼくはずっと結婚なんてするものか。ましてや、自分のこどもなんて必要ないと思って生きてきた。この社会でうまく生きていけず、苦しい思いをしてきたから。

それは、自分自身が「劣った人間」だと感じているからだろうし、劣った人間のぼくがうまく生きていけない「温もりを感じないこの社会で、自分の家族を生活させてはいけない」と感じていたからだろう。

要するに、自分に自信がないことが、結婚やこども、家族を築くことからぼくを遠ざけていたのだ。

そんなぼくが、なぜ家族を築くことにしたのか。

身近な人の想いを大切にする

いちばん大きな理由は「嫁」の存在だ。

なぜ、みんなが当たり前のようにできることが、ぼくにはできないんだろうかと悔しい気持ちになったことはなんどもあった。

社会人になってから、メンタルがおかしくなって仕事が続けられず、処方された薬を見つめながら「なんでこんなに苦しい想いをしなくてはいけないんだろうか」と、涙を流したこともあった。

「このまま消えてしまいたい」

と考えていた瞬間も、そばでいてくれたのが彼女だった。

彼女はぼくを愛してくれていたし、いまでも愛してくれている。そんな彼女が望んでいたことが「結婚」と「こども」だった。

彼女だけではなく、彼女の両親、兄弟、親友たちもそれを望んでいた。

人の心に寄り添える優しさをもつ彼女には、自然と人が集まってくる。彼女は、同性からも異性からも信頼される「人徳」のある人だった。

ぼくにはもったいない人だった。

仕事ではお客さまを大切に。という自分との矛盾を感じていた

思うと、飲食業、接客業でながく仕事をしている自分は、「お客さまに楽しんでいただくためにはどうすればいいだろうか?」と考えて仕事に取り組んできた。

そんな自分が「いちばん近くにいるもっとも大切にしなくてはいけない人の気持ちを踏みにじるようなことをするのか?」と感じるようになった。

お客さまのことよりも、身近な人のことを大切にできない人間に、仕事、業務をおこなう上でもっとも大切な「お客さまの想い」を大切にするだなんて言ったところで、信憑性のかけらもない。

結婚やこどもを怖がっていたぼくは、彼女の切実な想いを感じるたびに、自己矛盾に苦しんでいたが、こんな自分を信じてずっとそばにいてくれる彼女の想いを大切にする。

それは、人としてなくしてはいけない感情だとおもう。

このまま自分の苦しい気持ちから逃げているだけでは、この先もずっと苦しい想いを続けるだけだ。それどころか、もっとも大切な人も失うだろう。

それを想像すると…いや、想像することさえも耐えられないほど恐怖だった。

だからぼくは、おそるおそるではあったが「結婚」した。彼女や関わってくれている人たちのために「こども」を授かる覚悟をした。

家族をきずいたことによる自分の変化、責任の重大さ、人のやさしさ。

結婚をしてこどもも授かった。

幸いなことに、出産においては母子ともに健康だった。こどもはものすごいスピードで大きくなっている。

実際に家族をもってみると、特にこどもの存在によって責任の重大さを感じており、将来のことを考えてしまうと不安に押しつぶされそうで吐き気をもよおすレベル。

プレッシャーに弱いぼくにとって、正直、かなりしんどい。しかし、想像していただけではわからなかったことがほとんどで、それを知ることには楽しみもあって嬉しかった。

結婚、こどもという存在による心境の変化

特に、こどもができたことによって、自分の心境にも変化があった。心境の変化によって行動にも少しずつ変化が起きている。

仕事もまともにできないので生活すらままならない自分だったが、嫁には温もりのある優しい人たちがたくさんいた。

定期的にメンタルが不安定になる自分は、人とのつながりを嫌ってきたが、そんなぼくにも見守ってくれている両親や兄弟、数少ない友人たちがいた。

いままでは「男なのだから仕事も家庭も黙々と自分の信じるやり方で、自分の力でなんとかしたい」という理想の自分を頼りに生きてきたところがあった。

どこかでわかっていたのだが、自分はそんなことのできる立派な人間ではなかった。認めることができず苦しかった。しかも、それでも「自分は正しい」とおもいこむタチの悪い人間だったから「考えて出てくる答えだけ」は立派なものだったかもしれないけれど、行動には反映されなかった。

おそらく周囲の人たちをいらつかせていたことだろう。

定期的に社会からドロップアウトする経験を繰り返しながら、だんだんと「自分は弱い人間だ」と言葉にするようにした。

職場、医療、家族にも、例え理解が得られなくとも「発達障害であったこと」「頭も心も、そして体も弱い人間であること」を伝えるようにした。

そして、いざというとき「追い込まれる前に助けてほしいとちゃんと言う」それも宣言して回った。

周囲の人たちはそれを承知してくれたことで、だんだんと自分の行動にも自信がもてるようになった。

正しいかどうかも大事だが、自分の正直な気持ちを伝えることの方がよほど大事だった。

  • つらいときはつらい、と。
  • 助けてほしいときは助けてほしい、と。
  • 休みたいときはやすみたい、と。

心の中は真実なんて、誰にもわからない。

人間なんてものは、言葉にしたってわかりあえないこともあるのだけど、そうだとしても大切にしたい人と自分の心には嘘をついてはいけないのだ。

助けてほしいときは助けてほしいとちゃんと言うことが大切なのだ。

頼るだけは依存、納得して仕事をする。

人を頼ったり、お願いしたり、心の弱さを正直に伝えることは大切だ。

だけど頼るばかりで、しんどいからと自分はなにもせずにゴロゴロしていれば、いずれ信用を失う。それは自分の美意識に反するから、たとえしんどくてもやらなくてはいけない。

考えるだけじゃなくて、やらなければいけない。自信がなくても行動しなくてはいけない。

職場と相談して、個人でも仕事をしながらの複業状態。

ぼくはインターネットという世界になんども助けられた。某掲示版やブログを書く人たちになんども救われてきたから、今度は「自分がだれかの心をすくいたい」と、心のどこかで想うようになった。

ブログはいくつかやってきたけれど、自信のなさが文章にあらわれてしまい、いつしか書くのをやめてしまう。

まだ迷っているし、自信もなにもないけれど、ブログを手放すわけにはいかない。

ブログを通してぼくという人間を知ってもらい仕事をいただく。あるいはブログ運営をおこなうことで知ったアフィリエイトやウェブマーケティング、ライター業…なにが向いてるかさえわからないし、だからこそ泥くさく手を動かして、がむしゃらに生きることに必死になる必要があるのだろう。

ぼくはウェブの世界で生きていきたい。

ぼくみたいに人間がどうなろうと問題じゃない。家族が安心して生活できるように、ぼくは自信と誇りをもちながら、納得して仕事をしたいのだ。

人の温もりと優しさをかき集める

仕事もまともに続けられないし、フルタイムでも働くことのできないぼくでも、結婚して、こどもができた。

そんなぼくにも、嫁の影響がおおきいけれど、人の温もりと優しさに触れることが多くなった。

下世話な話だけど、関係を続けてくれている親族や友人たちからは祝儀もいただいたし、子育てに必要なものもたくさんいただいた。

本当にありがたい。

わざわざ新しいものを購入してプレゼントしてくれる人もたくさんいた。ほとんどが嫁の人徳によるもので、申し訳ない気持ちになってくるのだけれど、たくさんの人たちの好意はしっかりと受け取り、忘れずに生きているうちにしっかり返せるよう一生懸命にやること。

ぼくにできることをやるだけだ。

現実社会でもこれだけ人の温もりや優しさにあふれているのだけど、やはりインターネットの世界もまだまだ温もりや優しさにあふれている。

時には、目を疑いたくなるような価値観や考えをもって行動している人たちもいて、ほんとうにいろいろな人がいるわけですが、それでも自分とおなじ価値観や悩み、苦しい経験をされている方々もたくさんいる。

つらい経験をして、そして人の優しさに触れてきている人たちは、現実社会だろうとインターネットの世界だろうと、温もりと優しさにあふれている。

優しいから、時にはきびしくもあり、時にはユニークさも見せてくれる人たちだ。ぼくはいつもインターネットの世界に助けられている。ほんとうにありがとうございます。

まとめ・発達障害ADHD、結婚、こども、しごと、人の温もりと優しい社会のために。

発達障害ADHDでも結婚生活は5年となり、こどもも授かった。

悩みはつきないし、仕事への不安もある。

それでもぼくは、まずは身近なひとの想いを形にすることから始めることにした。人の温もりと優しさのある社会にしたいから。

そのためには言うだけじゃなくて、自分がまずそれをやること。いつも心におきながらこの先の人生も歩んでいきたい。

だから、ぼくは結婚もしたし、こどももさずかった。

先日、とある勉強会に参加し、家族について考える機会をいただいたので、家族なんていらないと考えていた自分が、なぜ家族を築くことにしたのかについて書いてみました。

参考になればさいわいです。ではでは。

関連記事

自分のこどもだからといって特別なあつかいもしないし特別な感情もないこどもが生まれて1ヶ月がたちました 前駆陣痛~陣痛、分娩・・・この出産という一連の流れで、まるまる30時間くらい不眠だったので、ぼくと...

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です